2Pickにおけるヴァンプの選択肢
最初に言わせてほしい。
もう環境変わるんだが?
仕方ないんですよ。だってヴァンプが戦えるって気づいたの最近なんですもん。
ということで私なりの今期のヴァンパイアのピックについて考察をつらつらと述べていこうかなと思います。
あ、これあてにしないでくださいね。どんだけ頑張っても勝率6割程度ですから。ネメシスやウィッチより強いなんて言うつもりはさらさらありませんので。
最初に結論から述べますとヴァンパイアというクラスは『先攻をとって勝ちやすい』ことと『ウィッチ以外のリーダーにはそこそこやれる』こと、最後に『ハズレカードが少ない』ということが挙げられます。
まず『先攻をとって勝ちやすい』のはクラスのカードがバーンや横並べに特化してしまっていることと、そして自傷するが回復はしにくいという特性上そもそも長期的に戦うことが不可能であるからです。
↑(主な回復ソース達)
ただ後でも説明しますが簡単に回復できないということを前提に戦えば全く問題ないわけです。
次に『ウィッチ以外のリーダーにはそこそこやれる』というのは簡単な話です。ウィッチの暗黒の召喚士というカードがどうあがいても返せないからです。
↑(犯罪者)
マジで無理。こいつ絶対KMRが2Pickの存在考えずに適当に作ったやん。環境こいつの所為で完全に変わってるもん。ついでに多面処理多いのもずるいと思うわどうやって勝つねん無理やんこんなん。そのくせ私が使うと全然勝てないのなんなんこれ。
ここまではまあ前座みたいなものです。
では最後の『ハズレカードが少ない』という観点からヴァンパイアに関しての考察を進めたいと思います。本題はいりますよー。
少し話題とは逸れますが先にヴァンパイアの強カード達を並べておきます。
って本題入るんちゃうんかーーーーーい!
まずは横並べ部門
特に一枚で横並べできるのがここら辺でしょうか。(あとは眷属の召喚とか)ヴァンパイアには毒蛇と蝙蝠の二つの1/1/1トークンが用意されており、これとのシナジーカードが多いためこのようなカードを駆使することで簡単に横展開が出来てしまいます。
麗しのサキュバスはブロンズなので数枚取れることもざらですし、本来エンハンス効果を用いて召喚したいカードではありますが、本来が2/2/2の標準スタッツなので他のに2コスフォロワーが手札にいなくても”初手にキープしておけば事故を起こすことがない”のが最大の魅力。
ステンノはヴァンプの最強金虹枠です。誰がなんと言おうと最強はこいつです。なお今月で落ちます。なんで?
さて横並べの力強い味方が新弾で追加されましたね!正直このカードがあるから私はヴァンパイアに強い未来を感じることができました!正直はよなんとかして欲しいこのカードです!!
↑(犯罪者二号)
こいつマジあかんって…………最初効果読んだとき目を疑ったもん。ただこれヴァンパイアとの相性が良すぎて半端ないって!って感じなんですよね。ヴァンパイアって進化権出来るだけ温存する戦い方するのでこのカード最高に嬉しいカード。存分に頼っていきましょう。ちなみに相手に使われてもなんとかなることが多いです。
さて次除去札。
結構取れます。2Pickでの除去札は進化フォロワーをまくる為のもので第四、第五の進化権といっても過言ではありません。
あとはドラゴンと比べると見劣りしますが低コスト必殺持ちのカードもいます。特にスコルピオは大変優秀なカードで、何枚か取っておくのをおすすめします。
さて本当に本題に戻ってそろそろ『ハズレカードが少ない』ことの説明をさせていただきます。
まず定義としてハズレカードとはどのようなカードのことをいうのかを便宜上決めます。簡単にいうと使いどころが限定されすぎているカードです。本来どのカードも適切に使えれば弱くはありません。しかしその真価を発揮できる場が少なければ使いにくいカードになってしまいます。例を挙げるとこいつです。
手札減ってるやん!?
2Pickにおいてハンドの枚数というのはとても大切です。なので事故防止とはいえ無意味に手札枚数を一枚減らしてしまうこのカードは残念ながらハズレカードの筆頭と言えるでしょう。しかしこのカードを使うことによって事故防止の可能性は上がります。他にドロソが入っていてハンドの枚数が稼げるのであれば別に入れたところで悪いことにはならんのです。ただメリットとデメリットが釣り合っていないのです。
ではヴァンパイアにおいてどうしてハズレカードが少ないといえるのでしょうか。
ここで皆様に確認していただきたいのですがシャドウバースのカード欄でSFLからBOSまでのヴァンパイアのカード達(特に低コスト)を見ていただきたいのです。フォロワーで標準スタッツを割っているカードで使いづらいカードがほとんど存在しません。標準スタッツを割っていても何故か必殺を持っていたりします。
つまり『2/1/2しか出せなくて2/2/2に上から喰われる』とかいった序盤の盤面の取り合いでの失敗がほとんど発生しないのです。3ターン目に出せるカードがマル・ドッキオしかないよどうしようみたいなこともないわけです。実際あったから許せない。
これは私の考えになってしまいますが2Pickにおいて『標準スタッツを持っている低コストカードはハズレではない』のです。2ターン目にタルトマン、3ターン目に腰使い出しても問題ないのです。むしろ3ターン目に純真の歌い手なんか出してしまうと試合が終わる可能性すら出てきます。効果的には純真の歌い手の方が強いのにです。
というわけで標準スタッツを割っていて効果も使いにくいといった訳分からんカードが少ないのでクラスカードにハズレが少ないというわけです。実際そういったカードはデッキ構築上ノイズになることが多く、デッキが一枚のカードで歪んでしまうことだってあります。
『先攻をとって勝ちやすい』というのはそういう意味なのです。言い換えると『相手の甘えと事故を許さない』でしょうか。他のクラス使ってるときより序盤で詰むことが極端に少なかった様に思います。
ではニュートラルカードのハズレはどうなんだよお前マジいい加減なこといってんとちゃうぞと怒り狂う人がいるかもしれませんが大丈夫です。使える範囲は広いです。
というか本来使いたくないカードでも入れなきゃ話にならなかったりするだけなんですけど!
それはヴァンパイアが”ドローが極端に出来ないクラスである”ことが関わってきます。
えーここからヴァンパイアがなぜ選ばれないかの最たる理由である。『手札の枯渇問題』について説明します。
他のクラスって少なからずテンポ失わずにドローを進めたり手札を増やすことのできるカードが数枚あるんですよ。ただ残念ながらヴァンパイアにはそのようなカードが一枚しか存在しません。
まじでこのカードだけな気がします。
ヴァンパイアは横並べを狙うクラス特性上低コストを連打することが多いです。つまりどんどん手札がなくなっていきます。
それを補ってくれるカードがこれです。
正直このカードで手札が燃えないレベルで手札が枯渇するので選択肢としてはアリだと思います。あと進化回復カードがあり8PPでこのカードをプレイしてもテンポロスにならない立ち回りは出来ると思います。ただ!このカードを取るなら鋭利な一裂は必ず複数枚取っておきましょう。最初のピックでは取ってはいけません。28枚取った時点でドロソが取れたかどうかをちゃんと確認した上で細心の注意を払って取ることです。
ここまで来たらもう一つの欠点についても言及しますと、ヴァンパイアは多面処理が出来ません。私は横並べで補うことにしていますがこれは皆さんがどう考えるかだと思います。
さてここまで考えた上で『あえてヴァンパイアを選択する利点』について。
正直横並べならエルフの方がいいのでは?とか除去カードならネクロの方が、と思いますよね。ただ『進化権を回復できる』のはヴァンプとウィッチだけなんです。進化権はめちゃくちゃ大切です。みんな分かってると思います。これだけでもヴァンプを選ぶ価値はあると思います。
また金虹枠のハズレ率が限りなく低いです。見たら分かります。平均以上の仕事は絶対にしてきます。ここの安定感は他のクラスの追随を許さないと思っています。
そして最初の金虹枠でめちゃくちゃデッキ作成のプランが組みやすいことも挙げられます。
例えばこのカードが来たとします。そしたら「不穏なる闇の街」「スコルピオ」「絡みつく鎖」「紅の渇望」「激情の悪魔」などを自然に取っていけばいいのです。多分普通に4打点~6打点出してくれます。2Pickでそれだけ出せたらもうフィニッシュです。
例えばこのカードが来たとします。普段のピックの中に「ダークジェネラル」を混ぜてやればよいのです。
このようにデッキ構築プラン的にもミスを起こしにくいというのがポイントだと思います。そしてヴァンパイアのいいところとして基本「最初にハクラビとマグナレガシーをピックしたけどそもそもAF埋めるカードが来ない」みたいなことはありません。これに関しては経験則です。
このようにヴァンパイアを選ぶ最大の利点は
『デッキ構築上でミスが起こりにくい』
ことなんだと思います。それはもちろんハズレカードが少ないことも関係しています。
私がヴァンパイアを好きになったのはきっと
私がデッキ構築くっっっそ下手だからなんでしょうね!!
結論これかよ。ふざけんな。
多分もっと言いたいことあるけど纏まらないのでここらでやめます。